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ダマスコの光からフィリピへの手紙

エパフロディトスが届けた贈り物に、心が温まった。ローマの監視付きの宿では、羊皮紙…

交わる賜物、一つなる体

エーゲ海からの風が、コリントスの港に昼下がりの湿り気を運んでくるころ、マルコスの…

復活を証す鎖の声

カイサリアの港には、いつもより濃い塩の香りが漂っていた。午後の炎暑が石畳に蓄えら…

弟子の足を洗うイエス

エルサレムの都は、過越しの祭りを前にして、一種独特の熱気に包まれていた。路地には…

変貌山の光と信仰の示現

山の空気は鋭く冷たく、登るにつれて足元の小石がごろごろと音を立てた。ペトロは息を…

汚れた衣から清い衣へ

夜明け前の静けさが、神殿の廃墟を包んでいた。冷たい石の残骸の間を、ゼカリヤの足音…

沈黙と獅子の吼え

その日、ベテルへの巡礼の道は、埃と悔い改めの言葉でいっぱいだった、と後に人は語っ…

回復の測り縄

夕暮れが、バビロンの捕囚の地に暮らす人々の粗末な家々を、長い影で覆い始めていた。…

契約と背信の記憶

エルサレムの南、ヒンノムの谷を見下ろす高台に立つと、風が変わることがある。乾いた…

ミツパの悲劇 ゲダルヤ暗殺

七月の穂の香りが、ミツパの丘に漂っていた。刈り入れがほぼ終わり、町は一時の平穏に…