ヨシュア記12章に基づいて、以下の物語を日本語でお届けします。この物語は、ヨシュアが率いるイスラエルの民が、約束の地カナンで戦い、勝利を収めた王たちの記録を描いています。神の導きと約束がどのように実現されたかを、詳細に描いていきます。
—
### ヨシュア記12章:勝利の記録
ヨシュアは、イスラエルの民を率いてヨルダン川を渡り、約束の地カナンに入ってから、数々の戦いを経てきました。彼らの前に立ちはだかったのは、強固な城壁を持つ町々と、それらを治める王たちでした。しかし、神がヨシュアと共におられ、彼らに勝利を与えられたのです。この章は、ヨシュアとイスラエルの民が打ち破った王たちの記録です。
#### ヨルダン川の東側での勝利
まず、ヨルダン川の東側でモーセが打ち破った王たちの記録が語られます。モーセは、神の命令に従い、アモリ人の王シホンと、バシャンの王オグを打ち倒しました。シホンはヘシュボンの王であり、その領土はアルノン川からヤボク川まで広がっていました。彼の町々は堅固で、兵士たちも強かったが、神がイスラエルに勝利を与えられました。
バシャンの王オグは、巨人の一族の最後の生き残りでした。彼はアシュタロテとエドレイに住んでおり、その領土は広大で、城壁は天に届くほど高かった。しかし、モーセとイスラエルの民は、神の力によって彼を打ち破り、その領土を手に入れました。これら二つの王国は、ルベン族、ガド族、そしてマナセの半部族に分配されました。
#### ヨルダン川の西側での勝利
次に、ヨシュアが率いるイスラエルの民が、ヨルダン川の西側で打ち破った王たちの記録が続きます。ヨシュアは、カナンの地で31人の王たちを打ち倒しました。これらの王たちは、それぞれが強力な町を治め、多くの兵士を擁していましたが、神がヨシュアと共におられ、彼らを次々と打ち破られたのです。
最初に倒されたのはエリコの王でした。エリコは堅固な城壁に囲まれた町で、その壁は人間の力では崩せないほど高く厚かった。しかし、神の指示に従い、イスラエルの民は七日間にわたって町の周りを回り、七度目に角笛を吹き鳴らすと、城壁は崩れ落ちました。エリコの王とその民は滅ぼされ、町は完全にイスラエルの手に渡りました。
次にアイの王が倒されました。アイの町はエリコほど大きくはありませんでしたが、その戦略的な位置から、イスラエルにとって重要な目標でした。最初の戦いでは、イスラエルは敗北を喫しましたが、それはアカンの罪によるものでした。アカンが戦利品を隠し持っていたため、神の祝福が離れていたのです。しかし、アカンの罪が明らかにされ、彼が裁かれた後、ヨシュアは再びアイに攻め込み、町を焼き払い、王を打ち倒しました。
その後、ヨシュアは南部の町々を次々と攻略していきました。マケダの王、リブナの王、ラキシュの王、エグロンの王、ゲゼルの王、デビルの王、ヘデルの王、そしてホルマの王。これらの王たちは、それぞれが強力な軍隊を持ち、町々は堅固な城壁に守られていました。しかし、神がヨシュアと共におられ、彼らは次々と打ち破られました。
北部では、ハツォルの王が大きな勢力を持っていました。ハツォルはカナン地で最も大きな町の一つで、その王は多くの同盟国を従えていました。しかし、ヨシュアは神の導きに従い、ハツォルを攻撃し、町を焼き払い、王を打ち倒しました。ハツォルの滅亡は、カナン全土に衝撃を与え、他の町々の王たちは恐怖に震えました。
#### 勝利の源
これらの勝利は、決してイスラエルの力によるものではありませんでした。ヨシュアとイスラエルの民は、神の命令に忠実に従い、神が彼らに与えられた戦略に従って行動しました。彼らは、神が共におられることを信じ、その約束を信頼しました。神は、アブラハム、イサク、ヤコブに与えられた約束を果たすために、イスラエルの民を導き、彼らに勝利を与えられたのです。
ヨシュア記12章は、これらの勝利を記録し、神の約束がどのように実現されたかを後世に伝えるものです。31人の王たちの名前とその領土は、イスラエルの歴史の中で重要な記録として残されました。この記録は、神がご自分の民を守り、導かれることを証ししています。
—
この物語は、神の約束がどのように実現されるかを示すとともに、信仰と従順の重要性を教えています。ヨシュアとイスラエルの民は、神の導きに従い、困難な状況の中でも勝利を収めました。これは、現代の私たちにとっても、神に信頼し、その導きに従うことの重要性を思い起こさせるものです。