聖書

ベニヤミン族の系図と主の約束

歴代誌第一 第八章

主の御言葉が記すところによれば、ベニヤミンの子孫の系図は深く広く、その枝はイスラエルの地に根を張っていた。ベニヤミンは五人の子を産み、その名をベラ、アシュベル、アヒラム、シェファム、フパムといった。ベラの子孫はさらに多くの氏族を形成し、エホアド、ナアマン、アホアフ、ゲラ、シェファタン、フラムと続いた。これらはゲバに住む者たちの父祖となり、捕囚のときまでその地に留まった。

やがてエルサレムには新たな住民が現れた。ベニヤミン族の勇士たちは丘の上に城塞を築き、主の御目に適うように暮らした。その中でも特に名高いのは、メシュラム、ヨバブ、ヨアハ、サカイ、マレシャイ、そしてエルアフの六人である。彼らは皆、ホドとシュバの子孫であり、ギブオンに住んでいた父祖ヤエルの血を受け継いでいた。

時の流れとともに氏族は増え広がり、ニルとアビエルといった勇士たちが現れた。アビエルの子キションは知恵に優れ、モアブの女ルテと結ばれてオベドを儲けた。オベドはエッサイを生み、エッサイは七人の子をもうけたが、末子ダビデこそ主が油を注がれた者であった。

さらに系図は細かに分かれ、アツェルは六人の子に恵まれ、その長子エシュクは力強く成長した。エシュクの弟ウラムは百人の射手を従える勇士となり、その子孫は弓術に長けた者として名を馳せた。彼らは皆、ベニヤミン族の誇りとして、主の契約の箱を守る役目を担うようになった。

ギブオンには高潔な者たちが住み、その家長アビエルは百五十年の長寿を全うした。彼の子孫はヨナタン、メリブ・バアル、ミクロトといった勇士を輩出し、特にミクロトはシムアの父として知られるようになった。彼らはエルサレムの城壁の近くに住み、同胞と肩を並べて主に仕えた。

主の御心により、サウル王が現れるとき、ベニヤミン族は大いに栄えた。サウルの系図はキションに始まり、ヨナタン、メリブ・バアル、ミカと続き、ミカの子ピトン、メレク、タレア、アハズは皆、主の御前で真実を歩んだ。アハズの子エホアドは知恵深く、主の律法を民に教える者となった。

しかし時が経つにつれ、氏族の中には主の道から外れる者も現れた。バアルの偶像を礼拝する者があり、主の怒りを買うこともあった。それでも主は慈しみ深く、悔い改める者をいつも赦し、ダビデの家系を通して救いの道を備えられた。

こうしてベニヤミン族の系図は、主の約束の確かさを証しするものとなった。彼らが戦いで失った者も、疫病で倒れた者も、すべて主の御手の中にあることを示すためであった。主の慈愛は千年の昔も今も変わることなく、忠実な者たちを支え、導き続けるのである。

主の御名が永遠に讃えられますように。

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