夕暮れがエルサレムの石壁を黄金に染める頃、ソロモンは父ダビデが残した宮殿の高台に立ち、遠くを見つめていた。風が羊毛のように厚い雲を西へと運び、ギベオンの丘の輪郭が次第に闇に溶けていく。彼の手には、羊皮に記された父の言葉があった——「心を尽くして主を尋ね求めよ」。革の紐が日に焼かれて硬くなり、指に触れるたびに微かに軋んだ。
王国は固まってきた。将軍たち、長老たち、祭司たち。皆が彼を王として認め、ダビデの血筋に頭を下げる。しかし夜になると、玉座の重さが骨に沁みる。判決を下す時、民の争いを裁く時、彼はふと無力さを覚えるのだ。知恵が足りない。父のような洞察力が、この胸にはないのではないか。
三日後、王は決断した。全会衆を率いてギベオンへ向かうことにした。そこには、まだ幕屋が残っている。モーセの時代から続く神の臨在の場所。かつてダビデが契約の箱をエルサレムに運び上げたが、幕屋そのものと青銅の祭壇は、ギベオンの高き所に据えられたままだ。
行列は夜明け前に始まった。祭司たちが香を携え、レビ人が銀のラッパを掲げて進む。その後に、ソロモンが紫の外套をまとい、牡牛の白い鞍に跨がって続く。朝露が砂塵を鎮め、足元の小石が軋む音だけが響く。丘を登るにつれ、松の樹脂の匂いが強くなる。ギベオンは近い。
高き所に着いた時、太陽はすでに杉の林を抜けて、幕屋の亜麻布の屋根を照らしていた。その布は幾星霜を経て色褪せ、ところどころに青い縁取りがかすかに残っている。中に入ると、至聖所を隔てる垂れ幕の前で、青銅の祭壇がどっしりと据えられている。表面には、長年の火で黒く煤けた跡が波のように広がり、所々にオリーブ油が滲んだ深い光沢があった。
ソロモンは跪いた。祭司たちが牡牛や羊を連れてくる。刃が喉を切り裂く鋭い音、熱い血が石の受け皿に注がれる音、そして肉が祭壇の鉄の串に刺さる鈍い音。煙が立ち昇り始める。最初は細い糸のように、次第に太く渦を巻きながら、松の薪の匂いと脂肪の甘い臭いが混ざり合う。煙は天に届かんとするかのように真っ直ぐに伸び、やがて風に揺られて横たわった。
儀式は夕方まで続いた。千頭の犠牲——王はすべてを捧げた。祭壇の周りの石は血で滑りやすくなり、祭司たちの白い亜麻の衣装には、汗と灰の縞模様が浮き出ていた。ソロモンの腕は疲れで震え、目は煙に灼かれて赤くなっている。それでも彼は立ち続けた。心の奥で、一つの言葉が繰り返される。「知恵を。ただ知恵をください」
闇が完全に落ちた時、最後の火が消え、人々が野営に散っていった。ソロモンだけが幕屋の前に残り、まだ温かい青銅の祭壇に手を当てた。星がぎらぎらと冴え渡り、遠くで狼の遠吠えが一つ、谷に響く。
そして、彼が眠りに落ちようとした瞬間、空気が変わった。風が止み、蟋蟀の声がぱたりと消える。幕屋の垂れ幕が、外からの風でもないのにゆらりと揺れた。ソロモンは息を呑んだ。胸の奥に、言葉ではない確信が広がる。あれは父が語っていたものだ——主の臨在が訪れる時、世界が一瞬で色を変えるという感覚。
「ソロモン」
声は耳に響くのではなく、肋骨の裏側から湧き上がってくるようだった。低く、深く、岩盤を揺るがす地下水のような響き。
「願うがよい。わたしは何をあなたに与えようか」
王は顔を地面に伏せた。砂利が頬に食い込む。心臓が狂ったように鼓動する中で、幾千もの欲望が頭をよぎる。長寿、富、敵の滅亡、王国の拡大——どれもが王として当然の願いだ。しかし、祭壇の煙の匂いがまだ鼻腔に残っている。その匂いは、彼を一点に引き戻した。
「あなたはわたしの父ダビデに大きな慈しみをお示しになりました」ソロモンの声はかすれて震えていた。「そして、彼の代わりにわたしを王として立てられました。しかし、わたしはただの幼子です。どう出入りすべきかもわかりません。このおびただしい民——あなたの民を裁き治めるために、どうか知恵と知識をお与えください」
沈黙が流れた。長い、柔らかな沈黙だった。垂れ幕の裾が再び揺れ、ソロモンには、まるで巨大なものが彼の前で息をしているように感じられた。
「あなたは自分のために富も誉れも、敵の命も求めず、ただ知恵と知識を求めた」
その言葉には、炉で温められた蜂蜜のような深い温かみがあった。
「それゆえ、知恵と知識をあなたに与えよう。さらに、あなたが求めなかった富と誉れとをも与える。あなたの前にあなたのような王はなく、あなたの後にもあなたのような者は起こらない」
朝日がギベオンの丘を照らす頃、ソロモンは目を覚ました。体が驚くほど軽い。心に、まるで澄み切った泉が湧き出たような確信がある。彼は祭壇の傍らに立つと、東の空に広がる茜色を見つめた。エルサレムはまだ霞の向こうだが、彼にはこの先の道が——難問に満ちた、しかし光に導かれた道が見える気がした。
帰路、馬を進めながらソロモンは気づいた。道端に咲く赤い罌粟の花が、昨日とは違って見える。一つ一つの蕾の膨らみ方、茎の曲がり具合に、何か意味があるように感じられる。これが知恵の始まりなのか——彼はそっと手を伸ばし、露に濡れた花弁に触れた。
エルサレムに戻ると、早速、リバノンから杉材を運ぶ計画が動き始めた。王は座って、二人の女が一人の嬰児を争う難事件を裁いた。言葉を交わすうちに、真の母の表情の微かな揺らぎが見えた。彼が剣で赤ん坊を二つに分けると言った瞬間、一方の女の目に閃いた本物の恐怖。ソロモンは胸のうちで静かな驚きを覚えた。主が約束された知恵は、すでにここにある。細部を見る目、心の動きを感じ取る感覚が、研ぎ澄まされている。
数年後、エルサレムに諸国の王たちが贈り物を携えて訪れるようになったとき、ソロモンはたまにギベオンの夜を思い出す。煙の匂い、青銅の冷たさ、そしてあの声。彼は玉座の傍らに、父ダビデから受け継いだ羊皮の言葉を置いたままにしている。革の紐はさらに脆くなり、触れると粉のような感触が指に残る。しかし、その言葉は今や、彼の内側で生きている。知恵は、単なる判断力ではない。世界の織りなす複雑な模様の中に、ほんの一筋の光を見出すこと。そして、その光がどこから来るかを、忘れないことだ。



