その日が来るまで、ヤシャルは毎朝、荒れ果てた城壁の上に立った。崩れた石の冷たさが足の裏から伝わり、野茨の棘が裾を引っ掛ける。かつて乳と蜜の流れると言われた地は、今では乾いた粘土の割れ目からしか命を見出せず、東から吹く風が灰の味を運んでくる。彼はここエルサレムの、いや、もはやエルサレムの影でさえないこの廃墟で、六十年を生きた。預言者と呼ばれたこともあった。今はただ、過去の幻に苛まれる老いぼれだ。
彼は神に反抗する民のただ中にいた。庭園で偶像のためにいけにえを捧げる者たちの酔った笑い声を聞き、隠れた場所で霊を呼ぶ巫女たちの囁きを無視した。いや、無視したふりをした。心の奥では、あの熱狂的な虚無に少し、ほんの少し、惹かれていた。定められた道のりが重すぎたからだ。「見よ、わたしはここにある」と叫ぶ声に、彼は静かに背を向け、自分なりの「より良い道」を探そうとした。その結果がこれだ。火の手は天をも焦がし、彼が愛し、同時に疎ましく思っていたこの都は、瓦礫と無言の証人たちだけが残る墓場となった。
ある夕暮れ、彼はいつものように西の丘に目をやっていた。焼け焦げたオリーブの木が長い影を落とすその時、耳にした。それは声ではなかった。風の響きでも、遠い狼の遠吠えでもない。それは、静寂そのものが突然、意味を持った瞬間だった。まるで長らくノックされ続けていたドアが、内側からいつの間にか開いていたことに気付かされるように。
「わたしは、わたしを尋ねない者に問われよう。わたしを求める者に見いだされよう。」
ヤシャルは息をのんだ。それはかつて聞いた、あの厳しいが甘美な調べだった。しかし今回は、刃のようだった審判の言葉はなく、ただ、深い、底知れぬ「待ち受けている」という事実だけが、空気を満たした。彼は探していなかった。むしろ、あの日から神の顔を避け続けてきた。なのに、この呼びかけは、彼が隠れていた洞窟の奥深くまで、優しく、しかし確実に届いた。
その夜から、世界の見え方が変わらぬまま、世界そのものが変わり始めた。ある朝、彼がうつむきながら歩いていると、足元に何かがきらりと光った。それは崩れた家屋の礎石の間から、ひっそりと芽を出した葡萄の新芽だった。誰も植えず、水もやらぬその場所で、緑の生命が、ほんの小さな掌を広げていた。それは約束の徴だった。「見よ、わたしは新しい天と新しい地を創造する。先の事は思い出されず、心に上ることもない。」
日々は過ぎ、変化は微細ながら、確かなものになっていった。乾ききっていた小川の跡に、わずかながら湿気が戻り、芥のように散らばっていた人々のわずかな生き残りが、遠くから、または瓦礫の陰から、ゆっくりと集まり始めた。彼らは皆、ヤシャルと同じく、目に深い傷跡を負っていた。言葉は少なかった。ある時、かつて偶像の祭壇を築いた男の息子が、ヤシャルの傍らに座り、無言でパン一切れを分けた。それだけで十分だった。
そして、百年ぶりと言われた大雨の後のことだ。ヤシャルは城壁の上で、東の空が魚の腹のように白むのを見ていた。すると、彼の老いた耳には、かつてない音が聞こえてきた。それは、遠くの谷間から響く、子羊の無邪気な叫声と、そしてそれに混じって、確かに、狼の深く柔らかい唸りだった。二つの声は対立しておらず、一つの調和した、平和な響きとして風に乗って流れてきた。掠れることのない叫びも、滅びの声も、この国には再び響かない。彼はその時、初めて、顔中を伝う涙の熱さに気付いた。
最後の春、ヤシャルは彼らが少しずつ耕し始めた畑の畔に座っていた。桃の木がかつてない花を咲かせ、その甘い香りに包まれて、彼は深く安らかな眠りについた。夢の中で、彼は少年に戻り、澄んだ川の流れを見ていた。そして、ある名が、これまで彼が呼ばれたどの名とも違う名が、川のせせらぎのように心に流れ込んできた。それは「捨てられし者」でも「生き残り」でもない。それはただ、「わたしのもの」という響きを帯びた、新しい名だった。
目を覚ますと、日は高く昇り、新しい都の礎石が、彼の眠った場所からそう遠くない所に、人知れず据えられていた。それは人の手によるものではなく、大地そのものが生み出した宝石のように堅く、清らかな石だった。彼は微笑み、再び目を閉じた。もはや荒れ果てた庭はなく、彼の内にも、外にも、約束の安らぎだけが満ちていた。




