聖書

悔い改めとエベネゼルの石

霧が深い朝、シロの丘には長い嘆きが残っていた。二十年という歳月が、イスラエルの家を曇らせたまま流れていた。人々の心には、あの契約の箱が奪われて以来の虚しさが巣食っている。しかし、その影が少しずつ薄れ始める時が来た。一人の男の声が、部族から部族へと静かに広がっていた。サムエルというその預言者は、沈黙を破って語り始めた。

「もし、あなたがたが真心をもって主に立ち返るのなら、異なる神々やアシタロテをあなたがたのうちから除け。あなたがたの心を主に向け、主にのみ仕えなさい。そうすれば、主はペリシテ人の手からあなたがたを救い出される」

彼の言葉には、祖父エリカナのような温かみもなく、荒削りで、時として鋭く突き刺さった。それゆえ、かえって真実味をもって人々の胸に響いた。家々で、ひそやかに集められていたカナンの神々の像が、戸外に運び出される音がした。鋳物のバアルは土に転がり、細工されたアシタロテは炉で焼かれる煙となって、灰色の空に消えていった。それは派手な運動ではなかった。むしろ、恥と後悔に満ちた、個人個人の重い決断の積み重なりだった。

サムエルは次のように告げた。「イスラエルのすべての者をミツパに集め、わたしがあなたがたのために主に祈ろう」

ミツパとは、「見張りの塔」を意味するその地は、荒涼とした石灰岩の丘陵が広がる場所だった。遠くから、毛織物の外套をまとった男たち、色あせた衣服の女たち、目を輝かせる子どもたちが、小道をたどって登ってくる。彼らの足取りは決して軽くはない。未来への不安と、過去の罪の重さに足を引っ張られながらの巡礼だった。

集まった群衆は、岩肌に座り、立ち、あるいは膝をついた。サムエルは彼らを見渡し、深く息を吸った。この民の罪は深い。しかし、彼らがここに来たという事実に、一片の希望を見出した。

「ここで水を主の前に注ぎ出し、断食をしよう」サムエルはそう宣言し、土器から透明な水を乾いた大地に注いだ。それは、崩れやすく、すぐに散りゆく彼らの決意の象徴であった。同時に、命の源である主に全てをゆだねるしるしでもあった。人々は一日中、食事もとらず、革のベルトで腰を締め、額を地につけて祈った。「私たちは主に対して罪を犯しました」その繰り返される告白が、丘にこだました。

その報告は、たちまちペリシテ人の首長たちの耳に届いた。イスラエルがミツパに集まっているという知らせは、反乱の兆しと映った。すぐに、五つの町から戦士たちが招集され、鎧をまとった歩兵と戦車が、低地から丘陵めがけて進軍を開始した。太陽が西に傾き始めた頃、イスラエルの見張りが、遠くに砂塵と金属のきらめきを見つけ、叫び声をあげた。

恐慌が群衆を襲った。祈りと悔い改めの静けさは一瞬で破られ、逃げ惑う者、子どもを抱きかかえる母親、剣を探す男たちの怒号が入り乱れた。彼らの信仰は、まだ浅く、揺らいでいた。目に見える敵の大軍の前では、心に描いた神の救いなど霞んでしまいそうだった。

人々はサムエルに殺到した。「私たちのため、絶えず主に叫んでください! ペリシテ人の手から救い出してください!」

サムエルの顔には、焦りや動揺の色はなかった。むしろ、深い、ほとんど悲しみに似た表情を浮かべていた。彼は騒ぎ立つ群衆を一瞥すると、その場にひざまずき、顔を上げた。彼の祈りは、大声ではなかった。むしろ、唇をわずかに動かすような、低く長い呟きの連続だった。彼は全焼のいけにえとして一頭の子羊を祭壇にささげた。その煙が真っ直ぐに夕空へ昇っていくのを見つめながら。

そして、それが終わるか終わらないかの時だった。

空が割れた。

それは、この季節にはありえない、突然の激しい雷鳴だった。紺碧に近かった空がたちまち鉛色に変わり、稲妻が幾筋も走った。しかし、雨は一滴も降らなかった。轟音と閃光は、まるで意図を持っているかのように、ペリシテ人の陣営の真上で爆発した。馬は驚いて暴れ、戦車は転覆し、規律正しかった隊伍は一瞬で大混乱に陥った。彼らにとって、この雷は単なる気象現象ではなかった。かつてエベン・エゼルで契約の箱の前に敗れた記憶がよみがえり、神々の怒りとしか思えぬこの天変に、戦意は完全に喪失した。

「今だ!」サムエルが初めて雷のような声を張り上げた。「主が敵を打たれた! 追い打ちをかけるのだ!」

イスラエルの男たちは、武器と呼べるようなものを手に、丘を駆け下りた。そこにあったのは、もはや戦いではなく、敗走する敵を追う掃討戦だった。彼らはベタカルまで追撃し、逃げ遅れた者を討った。その日、ペリシテ人は再びイスラエルの前にひれ伏すことを強いられた。かつて奪われた町々、エクロンからガテまでの間の地域が、ついに彼らの手に戻り始めたのである。

すべてが終わった後、サムエルは人々を連れて、戦いが始まった場所、おそらくかつての惨敗の地に近いあの場所に戻った。彼は一つのかけらもない大きな石を選び、それを地面にしっかりと埋め込むよう命じた。石は無言で、太陽の光を浴びて白く輝いた。

サムエルはその石に名を与えた。「エベネゼル」――「助けの石」。彼は疲れた民の前で、しかし力強い声で宣言した。「ここまで主が私たちを助けられた」

その後、ペリシテ人の勢いは確実に衰えていった。サムエルは、ベテルにもギルガルにもミツパにも、さばきつかさとして巡回し、人々の争いを裁き、主の道を教えた。彼の裁判は公正で、私心がなく、人々は次第に彼の言葉に耳を傾けるようになった。年に一度、彼はラマにある自らの家を基点として、これらの町を巡り、ベテルとミツパとギルガルで主の祭壇にいけにえをささげ続けた。

長い戦いと不安の時代は過ぎ、イスラエルには珍しい平和が訪れた。ペリシテ人は国境を越えて来なくなり、かつてイスラエルが失った町々もアモリ人から返還された。人々は、静かな畑を耕し、ぶどうを栽培し、子どもを育てることができた。それは、主の御手が重くのしかかっていた時代からの、深い、安息の時の始まりであった。

しかしサムエルは、ミツパの丘で注がれた水のように脆い民の心を忘れなかった。彼は夜ごと、ラマの自室で、ろうそくの灯りを頼りに祈り続けた。助けの石は、勝利の記念としてより、むしろ彼にとっては、民が再び迷い、そして主が再び憐れんで下さることを願う、静かな嘆きの印であった。

返信する

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です