ケバル川のほとり、埃っぽい風が舞う午後だった。粘土板の割れるような暑さが、バビロンの地を覆っていた。エゼキエルは、葦で編んだ日陰に座り、目の前の川のゆるやかな流れを見つめていた。水の音は、遠い故郷のシロアムの泉を思い起こさせ、胸を締め付けるような郷愁となった。
ふと、足音が聞こえた。ゆっくりと、重たい砂を踏みしめる音。振り向くと、数人の男たちが近づいてくる。見知った顔ぶれだ。捕囚の民の中でも特に重んじられている長老たちである。彼らの粗末な麻の衣は汗で黒く滲み、顔にはこの地の風土が刻んだ深い皺が刻まれていた。最も年長のエリアブが先頭に立ち、うつむき加減に歩いてくる。その様子は、何かを尋ねるというより、むしろ義務を果たすかのようだった。
「預言者エゼキエルよ、我々は主の言葉を求めてきた。」
エリアブの声は乾いて、かすれていた。一同はぎこちなく地面に腰を下ろした。彼らの目には、曇った不安が浮かんでいる。遠くでは、バビロンの兵士たちの話し声が風に乗って聞こえてきた。
エゼキエルは彼らを見つめながら、心の内で何かが動くのを感じた。かつてエルサレムで、同じように人々が神殿に詣でては、表面的な犠牲を捧げながら、心はアシュトレトやバアルに向けられていた光景を思い出した。その時、主の霊が激しく彼に臨んだ。
長老たちがまだ口を開こうとした瞬間、エゼキエルの内側に、炎のような言葉が押し寄せた。それは彼の意志とは無関係に、喉から溢れ出ようとしている。彼は目を閉じた。眼前に、主の臨在の重さが、ほとんど物理的な圧力としてのしかかるのを感じた。
「人の子よ、これらの者たちは、心の中に偶像を据えている。彼らがつまずきとなる悪を、目の前にしっかりと置いている。わたしが彼らに、少しでも答えようとすると思うのか。」
主の声は、雷鳴のようにではなく、深い谷底から響く流水のように、エゼキエルの魂に浸透してきた。彼は思わず息をのんだ。目の前の長老たちは、無表情に座ったままだった。彼らは、エゼキエルが突然顔色を変え、唇が震えるのを見て、少し身を引いた。
エゼキエルは立ち上がらなければならないような衝動に駆られ、膝で体を支えた。声が出てきた。それは彼自身の声ではなかった。より古く、より深い響きを帯びていた。
「イスラエルの家に告げよ。主はこう言われる。おのおの、心の中の偶像から離れ、忌まわしいものをすべて捨てよ。なぜなら、イスラエルの家のうちのある者が、わたしから離れて心に偶像を据え、つまずきとなる悪を目の前に置きながら、預言者のもとに来てわたしに伺いを立てるなら、わたしなる主は、彼が多くの偶像に捕らわれていることによって、みずから彼に答えるからだ。」
言葉が空気を切り裂いた。長老たちの一人、若いショファテが、微かに喉を鳴らした。エリアブは目を伏せ、痩せた手が膝の上で軽く震えていた。彼らは皆、理解していた。心に据えた偶像とは何か。それは、形ある彫像だけではない。バビロンの繁栄への羨望、安易な同化への願い、苦難からの逃避としての占いや異教の習慣、そして何よりも、主への信頼の代わりに据えられた、あらゆる偽りのよりどころであった。
エゼキエルは、主の霊に押され、さらに言葉を続けた。その調子には、悲しみと怒りが奇妙に混ざり合っていた。
「それゆえ、イスラエルの家に言え。主はこう言われる。悔い改めよ。あなたがたの背信から離れよ。偶像のすべてから顔を背けよ。イスラエルの家の者が、もしわたしから離れて偶像に従い、つまずきとなる悪を目の前に置きながら、預言者のもとに来て、わたしに仕えようとするなら、わたしなる主は、みずから彼に答える。」
そして、語気が変わった。それは、避けがたい運命を告げるような、低く厳かな響きとなった。
「わたしは、彼をわたしの民から断ち、彼にわたしの顔を向ける。これは、彼がわたしを離れ、偶像によってわたしに対する姦淫を行ったことのしるしとなり、教訓となる。そして、あなたがたは、わたしが主であることを知る。」
沈黙が流れた。ケバル川の水音だけが聞こえる。エリアブがゆっくりと顔を上げ、埃っぽい陽射しの中、目を細めた。彼の目には、もはや疑惑も抗議もなかった。あるのは、深く疲れた諦めに似た表情だった。
すると、再び言葉がエゼキエルに臨んだ。今度は、より広く、国全体に対する裁きについてだった。主は、もし一つの国が主に対して不実を犯すなら、たとえそこにノア、ダニエル、ヨブのような義人が三人いたとしても、彼らは自分の命だけを自分の義によって救い出すことができ、国そのものを救うことはできない、と宣告された。エゼキエルは、その名を挙げられた三人の名前に、はっとした。ノア――洪水の審判を前に、箱船を建てた者。ダニエル――このバビロンの宮廷で、真実を守り通している若い友。ヨブ――すべてを奪われてもなお、「主は与え、主は取られる」と告白した者。
そのような稀有な義人でさえ、集団の背信の前に無力だというのか。エゼキエルは胸が痛んだ。それは、個人の救いと共同体の運命の、恐ろしいまでの断絶を示していた。主の言葉は続く。
「ある国に対して、わたしが剣をくだすように命じ、その国の民が剣から免れるために、ノア、ダニエル、ヨブの三人の者をそこに置いても、彼らは自分の息子や娘を救うことはできない。ただ彼ら自身だけが救われる。」
さらに、飢饉、悪い獣、疫病についても同様だと、主は繰り返された。それは、執拗なまでの宣告だった。偶像に汚された共同体は、その罪の重さのゆえに、もはや特例も例外もなく、審きに直面しなければならない。
エゼキエルは、疲れ果てて地面に手をついた。額に冷や汗がにじんでいる。彼は、ゆっくりと顔を上げ、長老たちを見た。彼らは、最初の硬直した表情から、次第に色を失い、青白くなっていた。ショファテは、唇を噛みしめ、目に涙を浮かべている。彼は、家に残してきた幼い子どもたちのことを考えていたのだろう。
「では…預言者よ」エリアブが、かすれ切った声で言った。「我々には、希望はないというのか。」
エゼキエルは深く息を吸った。主の霊の圧力が少し和らぎ、彼自身の言葉が戻ってきていた。
「主は言われる。エルサレムに対しても、同じことが行われる。わたしは、彼らの中から人と獣を断ち、その地を荒れ地とする。そして、生き残った者たちが、あなたがたのもとに来るとき、あなたがたは彼らの歩みと行いを見て、わたしがエルサレムにもたらした災いについて慰めを得る。」
それは、慰めなどでは全くなかった。むしろ、審きの確かさを証言する、重苦しい責任の宣告だった。
長老たちは、もはや何も尋ねようとしなかった。彼らは、それぞれの重荷を背負って立ち上がり、来た道を、だらだらと戻って行った。背中は、以前にも増して屈んで見えた。
エゼキエルは、再び川の流れを見つめた。水のきらめきは、かつて主の栄光がケルビムとともに去って行った幻を思い起こさせた。彼は、粘土のような心を、主の前に差し出した。自分自身の内にも潜む、小さな偶像たち――預言者としての自負、理解されたいという願い、時折湧き上がる無力感――それらすべてを、この灼熱の太陽の下で晒すように祈った。
風が変わった。わずかに涼しい、夕方近くの気配が混じり始めている。遠くで、バビロンの町から、何やら祝祭の太鼓の音がかすかに聞こえてきた。彼らは、彼らの神々に犠牲を捧げているのだろう。エゼキエルは、目を閉じた。主の言葉が、彼の内側で、消えることのない鐘の音のように、静かに、しかし確かに鳴り響いているのを感じた。審きは避けがたい。しかし、その厳しさの只中でこそ、「あなたがたは、わたしが主であることを知る」という主の切実な願いが、悲しみに満ちた光として、仄かに見えていた。




