熱い砂の風が、ユダの丘陵をゆっくりと這い、枯れ草の先をかすかに揺らしていた。エルサレムの城壁の影は、午後の日差しによって短く鋭く刻まれ、路地には人々の気だるい足音が響く。市場の片隅では、アッシリア風の彫刻をまねた小さなテラコッタの像が並び、行き交う者の中には、つい立ち止まって手に取る者もいた。不安は目に見えない埃のように街に積もり、人々は何かにすがりたい、ただ確かなものに縋りたいという思いを、こうした小さな偶像に託そうとしていた。
そのころ、預言者イザヤは都のはずれの質素な家にいた。窓から差し込む光の筋の中で、羊皮紙の巻物がほのかな輝きを放っている。彼は目を閉じた。すると、外の雑音──ろばの鳴き声、商人の呼び声、子どもたちの笑い声──すべてが次第に遠のき、代わりに、深く静かでありながら、すべてを満たす声が内側から湧き上がってくるのを感じた。それは、風のように形がなく、しかし岩のように確かな響きだった。
「さあ、聞け。わが僕ヤコブ。わたしが選んだイスラエルよ。」
イザヤの唇がわずかに動いた。声は彼のものではなく、彼を通して流れ出るものだった。
「お前を造り、胎内に形づくった方、主はこう言われる。恐れるな、わが僕ヤコブ。わたしが選んだエシュルンよ。わたしは渇いた地に水を注ぎ、乾いた土に流れを湧き出させる。わたしの霊をお前の子孫に注ぎ、わたしの祝福をお前の末に与える。」
彼の眼前に、幻のような光景が広がった。砂漠に一筋の緑が走り、オリーブの若木が次々と芽吹く。名もない人々が互いにささやく。「わたしは主のものだ」と。別の者は主の名を呼んで手に印をしるし、あるいは「イスラエルの名」を誇りとして自らを名乗る。それは、孤独な信仰の告白というより、自然に湧き起こる承認のようだった。まるで長い旅の末、ようやく家にたどり着いた者が、安心して息をつくように。
しかし、幻は次第に色を変えた。イザヤの心に、別の光景──現実の、しかし愚かな光景が浮かび上がる。都の職人区画の片隅で、一人の男が木工台に向かっていた。彼は数日前、山からしっかりとした樫の木を切り出してきた。斧の刃が陽光を反射し、木屑が舞う様は、ある種の壮麗ささえあった。男はその木の半分を巧みに炉にくべ、燃え上がる炎で自分を暖め、そばで鉄を熱し、そして焼き肉をあぶって満足げに食べた。体が温まり、腹が満たされる。彼はほっとため息をついた。
その後、彼は残りの木材に向き合った。鑿と槌を手に、時間をかけて、一本の木から人間の形を彫り出していく。表情は威厳に満ち、衣のひだは精巧だ。最後に、彼は金箔を貼り、彩色を施し、それを台座に据えた。そして、一歩下がって自分の作品を眺め、深々とうなずく。
「おお、我が神よ。我を救い給え。」彼は跪き、祈り始める。「あなたは私が彫り出したもの。私が創造したもの。私を守り、幸いを与えてください。」
イザヤの胸に、言いようのない痛みが走った。同じ一本の木から。半分は火となり、暖をとり、食物を調理するための燃料。その同じ木の残りに、人間の手が形を与え、神として拝む。火に焼かれる部分に感謝はせず、むしろ彫り上げた無言の像に救いを乞う。どこに、理があろうか。男は、自分が作ったものに縋りながら、実は自分自身の技量、自分自身の必要に過ぎないものを礼拝しているのに気づかない。
「彼らは知らず、また悟らない。」イザヤの内なる声は、深い悲しみを帯びて響いた。「彼らの目はふさがれ、見ることはできない。彼らの心は閉ざされ、悟ることはできない。誰も思い至らず、知識もなく、分別もない。『私はこの木の半分で火をおこし、その火でパンを焼き、肉をあぶって食べた。残りの木で、私はこの忌むべきものを作る。私は木の切れ端の前でひれ伏すのだ』と。」
家の中は静かだった。しかし、イザヤの魂は激しく動揺していた。彼は立ち上がり、窓辺に近づいた。遠くに見えるオリーブ畑の木々が、微風にそよぐ。その葉のきらめきは、ささやかな賛美のようだ。
「イスラエルよ、覚えていよ。忘れるな。わたしは、お前をわたしのものとして形づくった。お前はわたしの僕だ。わたしはお前のことを忘れない。わたしは、お前のそむきの罪を雲のように、お前の罪を霞のようにぬぐい去った。わたしに帰れ。わたしはお前を贖ったから。」
この言葉は、単なる慰めではない。創造そのものの宣言だった。主は、人間が木を植え、雨を降らせ、成長を見守る以前から、すべてを知り、すべてを計画しておられる方だ。天を緞帳のように広げ、地をその基盤の上に押し広げる方。人間の知識を無意味に見せ、占い師の言葉を混乱させる方。僕の言葉を確かなものとし、使者の計画を成就させる方。エルサレムに向かって「人が住め」と言えば、ユダの町々が再建される。深い水よ、涸れよ、と命じれば、川は干上がる。クロスという名の者にさえ、「彼はわたしの牧者だ」と言い、わたしの望むすべてを成し遂げさせると。
イザヤは再び羊皮紙の前に座った。彼の手が、ゆっくりと確かに動き始める。墨の匂いが部屋に広がる。彼が記すのは、単なる将来の予言ではない。今ここにある愚かさと、永遠に変わらない真実との、激しい対比だった。人々は刻まれた木に祈りながら、自分を形づくり、雨を降らせ、緑を芽吹かせるその根源には目を向けない。山から切り出されるその木自体が、誰によって育まれたのかを考えようとしない。
夕暮れが近づき、空が茜色に染まり始めた。遠くで、職人の小屋からはまだ槌の音が聞こえる。像を作る音だ。一方、野原では、夕露を期待するように草花がわずかに頭を垂れている。イザヤは巻物を巻き終え、深く息を吸った。彼の言葉は、この羊皮紙の上だけに留まるものではない。それは、愚行に満ちた時代の中に、一道の光として刺さり、やがて来る回復の約束として、荒地に水が沁み込むように、ゆっくりと確かに広がっていくのだ。主の言葉は、人の計らいを超え、偶像の沈黙を打ち破り、ただ信頼する者たちの内に、揺るぎない礎として据えられる。彼はそれを、肌で感じていた。家の外では、もう一度、熱い風が吹き抜けていった。




