聖書

贖罪の雄牛と灰捨て場の道

朝、霧が幕のように幕屋の庭に垂れていた。冷たい湿り気が麻の衣を通して肌に伝わり、私は思わず小さく震えた。手には新しい陶器の鉢、重い。中には今年の初物の小麦粉が、量り正しく、静かに眠っている。父は既に祭壇の傍らに立っていた。背は私よりも低いが、岩のように動かない。彼の目は、今日の犠牲となる雄牛を見つめていた。その動物は純白ではなかった。背中に薄茶の斑点が一つ、夕焼け雲の名残りのように浮かんでいる。完璧ではない。それが、今日の儀式の意味だった。

「覚えておけ、エリアフ。」父の声は低く、霧を切り裂く。「これは、油注がれた祭司が罪を犯したときの捧げ物だ。知らずに過ちを犯したのだ。油注がれた者が罪を犯せば、民全体に咎が及ぶ。主の御前に汚れが置かれる。」

彼はゆっくりと手を伸ばし、雄牛の頭に触れた。動物は大きな目を瞬かせ、温かい息が冬の空気に白く滲んだ。罪の告白。父の唇が微かに動いているのが見えたが、言葉は聞こえなかった。それは祭司と主、そしてこの命の間だけにある密やかな交わりだった。それから、彼は鋭利な屠殺用のナイフを取り上げた。一瞬、ためらいのような、深い悲しみのようなものがその横顔を過ぎた。優しさではない。ある種の畏れの重さだ。

手順は厳格だった。屠殺。血の採取。父は鉢を受け取り、七度、祭壇の角に血を塗った。赤い筋が燻んだ青銅の上を伝い、乾いた過去の血の層の上に、新しい生命のしるしを刻んでいく。残りの血は全て、全焼のいけにえの壇の礎にある。その音は鈍く、土に吸い込まれるように消えた。私は内臓と脂肪を取り出す手伝いをした。温もりと、生々しい命の匂い。肝臓の小葉、腎臓周りの脂肪…すべてが注意深く分けられ、祭壇の上に載せられた。火は既に準備され、主の火だ。脂肪が触れると、炎は黄色く躍り上がり、甘く豊かな煙が立ち上った。これは主への食物の捧げ物、宥めの香り。

残った肉と皮、内臓の一切は、宿営の外、灰捨て場へ運ばなければならない。父と二人、雄牛の亡骸を担いで、聖なる幕屋の区域を出た。人々の居住区を通り過ぎると、好奇の視線を感じた。油注がれた祭司の罪。誰も口には出さないが、重い空気が張り詰めている。灰捨て場は、枯れ草が風にさらわれる寂れた場所だった。ここで、清い火がすべてを焼き尽くす。汚れは、聖なる領域から徹底的に排除されなければならない。

火が燃え上がるのを見つめながら、父が静かに語った。「主の教えは厳格だ、エリアフ。それは私たちが、聖なるものと俗なるもの、清いものと汚れたものを区別することを学ぶためだ。知らないうちに犯した罪でさえ、目に見えない亀裂を生み、幕屋と民の間に隔たりを作る。この火は、その隔たりを取り除く主の方法なのだ。」

煙は北風に流され、灰色の空に溶けていった。私は手にまだ脂の感触を覚えていた。重く、生温かい。罪は軽いものではない。たとえ無意識のものであっても、それを担いで灰捨て場まで運ぶ重労働は、体全体にその現実を刻み込む。父は灰の前でしばし立ち尽くし、祈り続けていた。彼の背中は、突然、年を取ったように見えた。

帰路、幕屋の尖った屋根が再び視界に入った時、私はあることを考えていた。完璧でない雄牛。斑点のあるその皮。それは、罪の現実そのもののようだ。目立たない場所に、気付かぬうちに染み付く。けれども、主はその対処法を備えておられる。血があり、火があり、灰捨て場への道がある。厳格さの中に、私はなぜか、言葉には表せない一種の確信を感じた。父が言った「宥めの香り」とは、この確信の匂いなのかもしれない。霧はようやく晴れ始め、弱い冬の陽が、青銅の祭壇の角に、乾いた血を暗い宝石のように輝かせていた。

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