丘の上に立つと、東の空がほんのりと葡萄色から灰白色へと溶けていった。アミナダブは羊たちの群れの気配を背に、冷えきった岩肌に手を当てながら、夜明けを待っていた。目をこらすと、遠くの山々の輪郭が、まるで巨人の背中がうごめくように、闇から次第に浮かび上がってくる。そして、ふと、一本の光の筋が、地平線の裂け目から迸った。それは最初は細く、震えるようだったが、たちまち勢いを増し、空全体を巻き込む黄金の奔流へと広がっていく。彼は思わず息を呑んだ。今、まさに、天が衣をまとう瞬間を見ているのだ。かつて祖父が口ずさんだ古い歌のことばが、胸の奥で沸き上がる。*光を衣としてまとい、天を幕のように広げられる方*。それは単なる詩句ではなかった。彼の目の前で、毎朝、繰り広げられる壮大な儀式だった。
羊たちが動き始めると、アミナダブはゆっくりと下りの道を歩みだした。谷間には、夜のうちに深く溜まった霧が、まだ絹のようにたなびいていた。やがて日差しが谷を満たすと、霧は消え、そこに現れたのは、岩肌を縫うように流れる小さな川だった。水音は、高いところから躍り出て岩を打つときは勇壮であり、平地に広がって葦の根元を濡らすときは優しかった。*山々は立ち上がり、谷間はあなたが定められた場所に沈む。あなたは水に境を設け、越えさせず、再び地を覆わないようにされた*。祖父の声は、この水の音と重なって聞こえるようだった。確かにこの水は、かつて全地を覆った大いなる淵の名残りかもしれない。しかし今は、きちんと道筋を与えられ、野の獣を潤し、ロバを休ませ、丘の斜面にブドウの木を育んでいる。彼は水辺に膝をつき、手ですくった冷たい水を口に含んだ。甘く、土の香りがした。
昼下がり、暑さが一番厳しい頃、彼は糸杉の木陰に身を横たえた。頭上では、枝葉が微風にざわめき、隙間から漏れる光が揺れていた。ふと目をやると、岩陰から一匹の野ウサギが顔を出し、ひょこひょこと跳ねては、草の葉をむしっていた。遠くの岩山では、山羊の群れが、人間の足では到底登れそうもない崖を軽やかに移動しているのが見えた。*岩だぬきのための巣、高い山は野山羊のため*。すべてに場所があり、用がある。空を見上げれば、一羽の鷹がほとんど動かずに輪を描き、獲物を探していた。その優雅な飛翔を見ていると、なぜか若い頃、船で地中海を渡った時のことを思い出した。深く青い海の底には、レヴィアタンと呼ばれる巨大なものが悠々と泳ぎ、船乗りたちを畏怖させたという。あの広大な海も、実はこの一滴の水から繋がっているのだろうか。*そこに船が通り、あなたが造られたレヴィアタンが、そこに戯れる*。すべては、あまりに大きく、あまりに細やかに絡み合っている。
日が西に傾き始めると、影が長く伸び、世界の色合いが変わる。アミナダブは群れをまとめて、飼い葉桶のある囲いに帰る道を急いだ。帰路、野原ではすでに夜の活動を始める者たちの気配がした。薄暗がりの中で目が光るもの、藪をかき分ける足音。*闇が訪れると、森の獣たちが這い出る。若獅子が獲物を求めてほえる*。彼自身、羊を守る者として、その唸りを聞き分ける耳を持っていた。しかし彼の心には恐れはなかった。昼は人の仕事の時、夜は獣の時。それもまた、定められた秩序の内にあった。
ようやく家の灯りが見える丘に着いた時、天には最初の星がぽつりと輝き始めていた。続いて二つ、三つ、そして無数に。まるで、深藍の天幕に銀の釘を打ち付けたように。月もまた、欠けた銀の盾のように、静かに昇ってくる。*あなたは月を造って季節を定められた。太陽は自分の沈む時を知っている*。彼は竈の火に薪をくべながら、一日を振り返った。光と闇、山と谷、水と渇き、生と死。すべてが相反するもののようでいて、実は一枚の織物の縦糸と横糸のように交差し、この世界という地模様を形作っている。それは偶然の産物ではあり得ない。あまりに精緻であり、あまりに力強い。祖父が歌ったのは、この織物を織り上げた、偉大な「匠」への賛歌だったのだ。
羊たちが囲いで息を引き取るように眠りにつく音を聞きながら、アミナダブは顔を上げた。暗い窓の外には、星々がきらめき、遠くで狐の鳴く声が風に乗って聞こえた。彼の唇が静かに動いた。
「どうか、私の内なるものも、主をほめたたえますように。岩に水を湧き出させ、草を生えさせ、家畜を養い、人の顔を喜びで輝かせる方。あなたが息を吹き返らせるとき、地は新しくなり、あなたがお顔を隠されるとき、彼らは恐れ、息を取り去られるとき、彼らは塵に帰る。しかし、あなたが御霊を送られれば、彼らは創造され、地の顔は新しくなる…。」
それは祈りというより、確認であった。今日、この目で見、この肌で感じたすべてが、それを証ししていた。彼は再び竈の火を見つめた。小さな炎は、外界の壮大な営みを映すにはあまりに儚かったが、それでも確かに、ここにある温もりを灯し続けていた。すべてを満たすその霊は、この狭い羊飼いの小屋の内にも、確かに息づいているのだ。アミナダブは深く息を吸い、一日の塵を吐き出したように、静かにうなずいた。




